入船亭扇治通信(第76回)   

2010年 12月 31日
 早いものでもう師走。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 先月は9日~26日まで、学校公演で九州を廻ってきました。福岡県行橋市を中心に主に小学校対象、それぞれに特色があり、反応も様々ですがどこもよく聴いて笑ってくれました。
 中でも記憶に残ったのが、長崎県大瀬戸町からフェリーで40分ほど行ったところにある池島の小・中学校。大きな炭坑があった頃は1900人の子どもたちがいたそうですが、2001年に閉山になってから人口は激減し、今では小中合わせて生徒数は7人。それでも大変に歓迎していただき、「島でこういう催しは滅多にありませんから」と校長先生自ら椅子を並べて下さった会場には、栄養士さんまで含めて職員総動員。自由参加で近隣の方にも多勢お越しいただき、なごやかなうちにおひらきとなりました。
 島内には、食料品・雑貨・衣類を扱う小さなスーパー、予約があるときだけ開ける食堂があるだけ。でも子どもたちは前向きに明るく暮らしていると思いました。その子らの記憶に少しでも残る学校寄席だったら、とても嬉しいことです。
 色々な経験を生かしつつ、新しい年に向かってまた精進いたします。年おとこの1年のごひいきありがとうございました。
 来年もよろしく、お願い申し上げます。
扇治
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by irifunetei_senji | 2010-12-31 00:00 | 入船亭扇治通信