入船亭扇治通信(第94回)   

2012年 06月 30日
 ようやく初夏らしい陽気となってまいりました。皆様いかがおすごしでしょうか。
 先日、この春から娘が通う中学の「学校公開」にいってきました。私のご幼少のみぎりには「授業参観」でしたが、今はこう言うのですね。中野区だけなのかな?雰囲気も昔は盛装したお母さま方のファションショーといった趣もありましたが、今はもっとくだけた感じで、ラフな格好の保護者の方が多いです。
 担任の先生が教える理科・数学・社会と見せていただきましたが、いやいや、とても勉強になりました!小学校の公開には何度か行った事がありますが、中学ともなると内容がぐっと専門的に高度に。しかもゆとり教育から一転しての新指導要領、どうやって生徒たちに興味を持たせ理解させていくか、先生方それぞれに工夫をこらしていらっしゃる。
 なかでも感心したのが、社会の若い先生。日本の時代区分を「サザエさん」の替え歌に乗せて憶えるとか、何世紀は何年から何年までかを1000円札と小銭を組み合わせての買い物にたとえる等、とてもわかりやすく楽しい授業で、時のたつのをわすれました。今でも“♪ぜんどき(前土器) じょうもん やよい こっふーん あすか なら~・・・という歌詞とメロディが頭の中でグルグル回っています。
 私も月1回国立のカルチャーセンターで講座を持たせていただいたり、学校公演や図書館寄席で講演めいた話をする機会もありますが、どうしても一方的にダッーとしゃべってしまい、聴いている方がコックリコックリ・・・。申し訳ないなとおもいます。落語はもちろんですが、それ以外でも人前でしゃべる時には聴衆を惹きつけるメリハリのある話術、こころがけたいものです。
扇治
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by irifunetei_senji | 2012-06-30 00:00 | 入船亭扇治通信