扇治写真館・2月   

2013年 02月 28日
 先月下旬、細川佳代子様はじめ大学の先輩がたのお骨折りで、熊本に行ってまいりました。
 その折、ずいぶん以前に文化庁公演で前だけ通った芝居小屋・八千代座を見学しましたので、ご一緒にご覧ください。
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1.八千代座…ではなくて
 大正期の建築物を復元した、保存だけでなく現役で使える芝居小屋。NHK朝の連続TV小説『オードリー』や、坂東玉三郎さん公演でご存知の方も多いかと。
 最初こちらがそうなのかなと思ったらそうではなく、さくら湯という温泉でした。こちらも一度近代的なビルにしたのが地元・観光客どちらにも不評で、往時の写真をもとにまた建て直したそうです。
 山鹿灯篭で知られるこのあたり、風情のある建物を保存したり各種イベントにも力を入れ、かつての温泉街の雰囲気を漂わせています。

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2.八千代座正面
 これが本物の芝居小屋。地元小中学校の発表会や、ピアノ・カラオケの催しなど幅広く開放されています。イベントがない時には中を見学でき、案内の女性が丁寧に解説。私たちが入った時のお姉さんはとても話術がうまく、わかりやすく人を惹きつける案内の仕方、勉強になりました。

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3.八千代座太鼓櫓
 アングルを変えて外観を撮影。素人が行き当たりばったりで撮ってもある程度形になるのですから、iphoneてすごいですね。ちなみに今回初めてHDR(1回のシャッターで3枚自動連射、それぞれのいいところを合成して1枚にする機能)をオンにして撮ってみました。

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4.八千代座天井
 中に入ると案内嬢がまず上をご覧下さいと。言われたとおりにすると、見事に復元されたシャンデリアと地元スポンサー提供の広告。当時のペンキ書きの味わいが良く出てます。幕間、手持ちぶさたな人が眺めるから結構な宣伝になったのでしょうね。今では大正ロマンを伝える絵画、芸術の域です。

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5.八千代座広告
 舞台正面上部にある広告は、天井よりはるかに目に入りますからそれだけ広告料もお高かったそうです。そんな高級スポンサーの一つ呉服屋さんの宣伝ですが、下の方に「長電話十五番」と書いてあるの、おわかりでしょうか。これをお見せしたいので高解像度で撮ったのですが、ちょっと見づらいかな…。
 この「長電話」は延々とおしゃべりすることではなく、「長距離」へかける時はこの番号ですよという、つまり市外局番の事なのだそうです。初めて知りました。
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by irifunetei_senji | 2013-02-28 00:01 | 入船亭扇治通信