入船亭扇治通信(第22回)   

2006年 06月 30日
 先月末からはっきりしない陽気が続いております。皆様おかわりございませんでしょうか。
 5月23日の『扇治の道も一歩から~第六歩~』、最近晴れ男の神通力が失せたらしく、当日は雨でした。にも関わらず多勢のお客様、何とか盛況のうちにお開きとすることができました。ありがとうございます。
 会について多々ある反省点のうち、何といっても最大のものは“ネタが3席とも長過ぎた”こと。最初の「たがや」は地噺ですから、放っとくと平気で長くなってしまいます。新作2席も、まだまだ刈り込まなくてはと思いました。白鳥師匠に、“自分でこしらえた噺は愛着があるから、どうしても思いついたことを全て盛り込もうとする。整理することが肝心”と教わりました。また師匠扇橋からも、“言いたいことをみんな出しちゃったら落語にならない。俳句と同じで省略の芸だから、ぐっとこらえることが必要”だと言われたことがあります。
 今月は、27日に菊朗さん白酒師との『噺こそすべて~特別篇~』、29日は白鳥師文左衛門師、萬窓師らが一緒の『同期の会』と、豪華なメンバーに胸を借りる会が続きます。ついつい饒舌になりがちな気持ちを押さえて、贅肉を落とした芸を心がけてまいります。よろしくお願い申し上げます。

扇治拝
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by irifunetei_senji | 2006-06-30 00:00 | 入船亭扇治通信