入船亭扇治通信(第29回)   

2007年 01月 31日
 明けましておめでとうございます。皆様良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 昨年の仕事納めは、高知県黒潮町・大方あかつき館での落語会でした。地元ゆかりの文学者・上林暁の記念館を兼ねた図書館で、小さいお子さんをまじえてのひととき、皆さん本当によく聴いて下さいました。夜はスタッフの方々と黒潮に育まれた海の幸で打ち上げ、大好きな本と図書館の世界に肩までつかって、想い出深い高座となりました。これからも、少しずつ“図書館で、本に囲まれた落語会”をふやしていきたいと思います。
 さて今年の喋り初めは、浅草東洋館から。初席の中では比較的時間に余裕があり、噺を正月からちゃんと聴けるとお客様には評判の席です。昨年までは下の演芸ホールで、一人の持ち時間が4、5分。それはそれで勉強になるのですが、どうしても漫談でお茶を濁してしまうという気持ちはありました。そこを元旦から10分という初席としては破格の受け持ち時間。呑んでばかりいないでしっかりやれよ、天の声をいただいたものとこころえ、新たな心構でお喋りしていきます。本年もよろしくお願い申し上げます。

扇治拝
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by irifunetei_senji | 2007-01-31 00:00 | 入船亭扇治通信