入船亭扇治通信(第59回)   

2009年 07月 31日
 晴れたり荒れたりの梅雨から、本格的な夏へ。体調管理のしづらい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 先月、大学の大先輩である元総理夫人・細川佳代子様のパーティにお招きいただき、不肖の後輩ながら行って参りました。この春に出版された『花も花なれ、人も人なれ~ボランティアの私~』(細川佳代子・著)を祝っての宴ですが、単なる記念パーティではありません。知的発達障害の方々の競技大会「スペシャル・オリンピックス」名誉会長、「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」代表など、各種ボランティアに疲れ知らずで飛びまわる佳代子夫人の活動を、できるだけ多くの方に知ってもらおうという集いですから、いやその活気のあること。ご列席の皆様のスピーチで、あるいは個人的に話をさせていただいて、“他人のため、自分の時間と労力を惜しまず提供する”という、噺家とは最も遠いところにある精神に触れた一夜。
 落語の『天災』や『二十四孝』のように、怠け者の芸人が話を聴いてすぐ行いが変わるというわけにはいきませんが、少しずつでも人の胸に届く噺ができて、芸でそこに暖かい灯をともせたら……と思います。
 そんなこんなで汗を拭き拭き頑張っておりますので、どうぞ今月もよろしくお願い申し上げます。
扇治
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by irifunetei_senji | 2009-07-31 00:00 | 入船亭扇治通信