カテゴリ:入船亭扇治通信( 124 )   

入船亭扇治通信 2012.11.19   

2012年 11月 30日
 いよいよ本格的に寒くなってまいりました。我が家でもいちどきに暖房器具を引っ張り出したり、窓の防寒対策をしたりと大わらわです。
 12日から5日間、昨年に続いての学校公演で鹿児島を回ってきました。10校伺いまして皆いい生徒さん、反応は素晴らしかったですね。夜は鹿児島の大学同窓会の方々に新しくオープンした屋台村へ連れてっていただいたりと楽しい旅でしたが、22日の勉強会が終わらないうちは何となく落ち着かず…。月末の北陸行から戻りましたら、たまった写真も掲載しつつみやげ話させていただきますので、またのぞいてやってください。
 その22日にやります三題噺のお題、18日の黒門亭の高座で頂戴いたしました。お寒い中お運びいただいた皆様、ご協力くださったお三方、どうもありがとうございます。いただいたお題は「猫」「野ざらし」「スカイツリー」。今一生懸命、無い知恵をふりしぼって考えているところです。
 ゲストの三遊亭白鳥師匠には、かねてから当ブログ・協会ホームページでお知らせしております通り、当日会場時にいただいたお題でやってもらいます。私が中3日半でこしらえたものと、新作の鬼才が山手線御徒町~池袋移動のわずか18分で仕立て上げた噺。はたしてどういう味わいのものが出来上がるか、お見届け下さい。ご予約は今すぐ、
 3384-4158 扇治
 3971-4545 池袋演芸場
 こちらの方まで。
 12月上席末廣亭昼の部がぐっとお得になるポイントカードの最終配布もございますので、皆様方のご来場心よりお待ち申し上げております。

平成24年11月19日 入船亭扇治拝
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by irifunetei_senji | 2012-11-30 00:02 | 入船亭扇治通信

扇治通信 特報第2弾!   

2012年 11月 30日
 11月22日(木)18時30分~ 『扇治の道も一歩から』、今回のメイン企画・三遊亭白鳥師匠との三題噺対決。先ほどオーストラリア滞在中のご当人から連絡があり、詳細決定いたしました。
 当初は18日(日)12時~、私がトリを務める黒門亭第1部でお客様からお題をいただこうと思っておりましたが、「三題噺は即興を旨とす」との白鳥師の意向からなんと!お題頂戴するのは当日開演直前に。いただいたお題をメールで受け取った白鳥師が、鈴本演芸場から駆けつける山手線の車中で1席に仕立て上げてご披露するという、まさに空前絶後の離れ技。皆様ぜひ、その貴重な高座をご自身の目と耳でご体感なさってください。
 お題採用させていただいた方には、まことにささやかではございますが扇治の手拭を差し上げます。頂戴するのは一番太鼓が鳴った直後、早いもの勝ちですから22日は万障お繰り合わせのうえ18時会場予定の池袋演芸場へGo!
 白鳥師の方はわかったけどお前は三題噺どうするんだ、あちらに任せてやめちゃうのか、じゃあ対決でもなんでもないじゃないかとのお声があるかと。いえ、ちゃんとネタ出しの演目のほかに短い新作もやらせていただくつもりですが、私には白鳥師のような超絶技巧は無理ですし、そうでなくても蔵出しを2席抱えて当日はいっぱいいっぱい。
 ですから私の方のお題は初めの予定通り、18日の黒門亭トリの高座にてお客様から頂戴します。中3日でなんとかでっち上げたものと新作の鬼才の作品、やる前から勝負は見えているようなものですが、ここはひとつ胸を借りて頑張ります。皆様も黒門亭にお運びいただいて、私が作りやすいお題を出してくださると助かりますので、ご協力よろしくお願い申し上げます。
 もちろんそこでお題下さった方にも手拭進呈いたしますので、3席横断ポイントサービスの出発点・黒門亭での『夢金』にもぜひ、おつきあいくださいませ。ご来場、お待ち申し上げております。

平成24年11月6日 入船亭扇治
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by irifunetei_senji | 2012-11-30 00:01 | 入船亭扇治通信

【扇治通信 特報】トリ!トリ!!トリ!!!  黒門亭・池袋・末廣亭 横断ポイントサービスのお知らせ   

2012年 11月 30日
 いよいよ寒くなってまいりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 私の方は鹿児島の学校公演から帰ると3か所、続けてトリをとる機会がございます。
お忙しい中、少しでも多くのお客様に来ていただきたい。また日頃のご贔屓への感謝の気持ちをということで、下記の通りポイントサービスを実施いたします。

☆ 11月18日(日) 12時~
 
落語協会2階『黒門亭 第1部』にて、第1回ポイントカード配布。このカードご持参で… 
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☆ 11月22日(木) 18時30分~
池袋演芸場『扇治の道も一歩から 第16歩』
入場料がどの割引よりもお得に。白鳥師匠をゲストに迎えてこのお値段は、ほかにはありません!そしてここで2つめのスタンプをゲット。
黒門亭にお越しいただけなかった方には、第2回目のカード配布もございますのでご安心を。もう一度カードご利用で…

☆ 12月1~10日 12時~
末廣亭昼の部が、特別ご優待料金でお楽しみいただけます。
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さらに、期間中2個のスタンプを集めていただくと、3度目にご来場の際に素敵な記念品を差し上げます!!

 扇治が乏しい知恵とふところを振り絞ってのこの企画、皆様方のご協力で何とか各席大入りとなりますよう、大勢の方のお運び伏してお願い申し上げます。

平成24年11月5日 入船亭扇治拝
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by irifunetei_senji | 2012-11-30 00:00 | 入船亭扇治通信

扇治写真館・10月   

2012年 10月 31日
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☆「十勝港停泊中にっぽん丸」
 今クルーズ最初の寄港地は十勝、港の向こうに広がるのは広尾の街並み。道内でも比較的早い時期に入植・開拓が始まった町で、東京の同名の高級住宅地とはまた違った味わいのある、碁盤状の歩きやすいところでした。
 広尾町はノルウェーのオスロ市公認の「サンタクロースの町」。郊外の大丸山森林公園にはサンタランドがあり、プロポーズにふさわしい「恋人の聖地」にも選定されていますが、今の私にはあまり関係ありません。そこは横目で見るだけにして山の頂上にある展望台を目指したのですが、下からだとブロッコリーの親玉くらいと甘く見てはいけませんね。行けども行けども高さは稼げず、1時間近く登ったところでもうひきかえそうかな、でもあと3分の1だし頑張っちゃおうか…。迷う私の前に現れた看板、大きな字で「熊、出没注意!!」。ためらわずくるっと背中を向けて下山、次の目的地を目指すのでした。

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☆「本日休館その1」
 司書資格を持ち噺家の中でも読書家をもって任じている身として、機会があれば現地の図書館に足を運ぶようにしております。今回も地図を頼りに行ってみると…この通りお休みでした、残念!木曜だからやっているだろうと確認しなかったこちらが悪いので、再訪願いつつ写真のみ撮ってきました。港を臨む立地で、ロビーから眺める海は素敵だろうなと、外観からもうかがえます。

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☆「歩くことを拒否する歩道」
 次なる港は、八戸。朝市がたつ漁港には大きすぎてにっぽん丸入れませんので、市内からかなり離れた商業港に着岸。岸壁の敷地を出てバス通りまで歩いたのですが、ご覧の通り。夏草の名残りと秋草の伸び始めが競演する、風流と言えなくもないですがそれ以上に歩きにくい道でした。
 港に用のある人はまず車だから無理もないのでしょうが、クルーズ船が着く日程はわかっているのですから事前にざっと草刈りぐらいしといてもらいたいなと、八戸の港湾管理局および道路関係の方々に、この場を借りて心よりお願いいたします。

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☆「八戸いか頭巾ちゃん」
 道が歩きにくかったからといって、町の印象が悪くなったわけではありません。入港時出迎えてくれたご当地キャラ、イカのかぶりものをしたウミネコのこれは女の子の方です。かわいいのでズームアップ!市内でTシャツやグッズを探したのですが見つけられず残念。
 出港の時にはいか頭巾ちゃんのほか市長さん、地元の民謡と太鼓の方々も。折あしく雨風が強まる中、着物の濡れるのも厭わず船が遠ざかるまで見送ってくださった八戸の皆様。客船の旅ならではの、出会いと別れの風情です。

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☆「V3市役所に立つ!」
  最後に立ち寄りましたのが、石巻。先の大震災から1年半過ぎても、港から歩いてすぐの住宅地は流されたり更地にして建て直すお宅が多く、虫食い状態。被害にあった1階部分はとりあえず整理したままにして、2階から上で生活していらっしゃる家も随分と見受けられました。
 観光ボランティアの方から、「駅前の物産館などで買い物してくださるのも、復興支援のひとつですから」教わり、やってまいりましたJR石巻駅。ご存知のようにこちらは石ノ森章太郎先生の生まれ故郷。市内のあちこちに石ノ森キャラのモニュメントがあります。その一つ、マフラーをなびかせた仮面ライダーV3の勇姿!最初のTVシリーズは1クール見逃しているので、リアルタイムではいちばん思い入れのあるライダーですから、気合を入れて撮りました。
 背景になっているのが市役所、ご覧いただけますでしょうか。もともとESTAというショッピングセンターだったところを、業者が撤退したあと居ぬきで庁舎にしてあります。看板もそのままで、中のフロアもまるで百貨店。受付の人に「どちらにご用ですか?」と言われて思わず「お好み食堂は何階でしょうか」でかかる言葉をぐっと飲み込んで、図書館の場所を教えてもらいました。ただ前回のこともあるし、まして月曜日でしたから「今から行って大丈夫ですか」念を押すと受付嬢…と言うにはちょっとためらいを感じる年配の女性がそばにいる人に確認して大丈夫、とおっしゃいますから安心して高台にある図書館を目指しました。ところが…。

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☆「本日休館その2」
 ・・・・!えーっ!!なんで、あんなに確かめたのに、今から市役所に取って返してクレームを、とも思ったのですが、落ち着いて考えてみれば図書館に今から行って大丈夫かという私の問いに先方はイエスと答えただけで、調べものや本を借りたりできますよとは一言も言ってないのです。ひょっとしたら震災にも建物は耐えてしっかりしてますよ、大丈夫ですよという意味だったのかもしれませんね、善意に解釈すれば…ってあんまりそうは思わないか。
 まあ何にしても図書館は市役所が直接の所管ではないわけですから、受付の人にいきなり尋ねる方も無理だったかもしれませんが、私のように観光客として図書館めぐりを楽しみにしている人間もいるのです。せめて開館の状況くらいは受付でも把握しといていただきいなとこの場をお借りして切に、希望するものであります。

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☆「Kのいる交番」
 気を取り直して駅前へ戻り…どうですこの味のある交番!『ロボット刑事』ですよ、しゃれてますねェ。こういう交番だったらすすんで職質されたいくらいです。ベレー帽とトレンチコート、哀愁を帯びたKの表情が何とも言えません。
 ちょうど引継ぎで表に出てきたお巡りさんに「すいません、パトカーと壁画の間で敬礼のポーズとってもらえますか」お願いすると「いやぁ本官、今はちょっと…」いかにも東北の人らしい、奥ゆかしい方でした。

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☆「石巻駅前の003」
 もうひとり石ノ森先生創造の名キャラクター、フランソワーズ・アルヌール嬢。撮ったのはもちろん彼女のファンだからでもあるのですが、それ以上にご注目いただきたいのが足元に見えるプレート。そばに寄ってみると…。

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☆「石巻駅前プレート」
 震災時、ここまで水が来ているのです。海からは4キロ以上離れているのですが、津波と河川の氾濫が合流し大変な勢いで市内に押し寄せたそうです。奇しくも『サイボーグ009』の新作劇場版が公開されるこの秋。石ノ森先生の描いた未来に思いを馳せ、自然を無理に抑え込むのではなく敬意を払って共存する。そんな叡智が人類には宿っていると、信じたいです。

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☆「石巻さんま」
 そんなことを思いながら港に帰ってくると、岸壁では地元の皆さんによるさんまの振る舞いが始まっていました。今朝揚がったばかり、刀のように光る獲れとれの海の幸。昨年よりは漁獲量も随分と回復し、油の乗りもいいそうです。炭火で焼く、その煙だけでもいっぱいやりたくなります。食べたいのはやまやまだけど、お客様優先だからな、まわってくるといいなぁ、唾をのみのみ気をもんでおりましたが…。

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☆「石巻さんま2」
 大丈夫でした!スタッフの方がそろそろどうぞと進めてくれてので遠慮なく待ってました!!と頂戴しました。お皿からはみ出すナイスバディ、大根おろしにしょうゆを垂らして頭からしっぽ、ほろ苦いハラワタまで骨だけ残してきれいにたいらげてごちそう様。生涯で食べたうちで確実に3本の指に入る美味でした。石巻の皆様、ありがとうございます。これから『目黒のさんま』のサゲは「さんまは目黒と、石巻にかぎる」でやらせてもらいます。

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☆「石巻港」
 ここも雨をついての出港となりました。地元吹奏楽部の皆さんの演奏も、急きょ写真左に見える資材倉庫の中で。おわかりでしょうか、鉄製のシャッターが津波で断ち切られ、右の鉄柱も折れ曲がっています。その倉庫で雨から楽器をかばいながら懸命のパフォーマンス、胸に迫りました。演奏が終わると船からも岸壁上でも万雷の拍手。港側、右舷前方の甲板で私も感極まっていると…。
 若い女性吹奏楽部員の皆さん10人以上がワーッと船を追いかけてながら盛んに声をあげています。おおっ、俺に声をかけてくれてんだなと思うほど図々しくはないので、なんだろう見上げると、操舵室の張り出しに立った船長が威儀を正して帽子を振っている。それがかっこいいというので追いかけてきた女の子たちが黄色い声を張り上げて「船長すてきー」「また来てね船長待ってるからね」みんな船長船長の大合唱。中で一人くらい「扇ちゃん」言ってくんねえかなと思ってもこれは無理なはなしで、向こうは純白の制服で船乗りの盛装。こっちは総額3980円ユニクロの上下で、かなうわけがない。急いで船室へ戻って着物を着てきても間に合わないんで、船長に勝ちを譲ったようなわけです。
 月並みな言葉になってしまうかもしれませんが、こちらが元気をいただいた石巻の港です。
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by irifunetei_senji | 2012-10-31 00:01 | 入船亭扇治通信

入船亭扇治通信 2012.10.20   

2012年 10月 21日
 前回からすっかり間が空いてしまいました。朝夕はめっきり冷え込んでまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私の方は、諸事取り紛れての未更新…主に無精という病からくるものですから、どうぞご心配なく。いったんタイミングを逃して掲載したいトピックがたまってくると、それがプレッシャーでだんだん億劫になってしまうもので…。子供のころ宿題の日記を何日分もまとめて泣きながら書いたのを思い出し、我ながら成長が無いなと反省しています。Facebookとの連携も視野に入れつつ、ツィッター感覚でもっと気軽に新しい話題をご提供できるよう心がけますので、今後ともよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。
 さて今回の話題と写真は、本来なら11代目桂文治襲名パーティの模様をお伝えする予定だったのですが、披露目は11月も続くのでいまさら焦ることもないので、また別の機会にゆっくりということでご了承ください。長丁場の興行、明るいキャラクターでみんなに好かれる11代目ですからパワーでにこにこ乗り切ってくれるだろうとは思いますが、風邪なども流行ってきたので体調にはとにかく気をつけてもらいたいものです。
 写真館は、9月20~26日に乗らせていただいた「にっぽん丸 秋の味覚クルーズ」からお届けします。短い日程のなかに寄港日が多く、落語を聴きに来て下さるお客様は少なめでしたが、またいろんな経験ができた旅です。少しでも雰囲気が伝われば…。それにしても、カメラの技術・知識なんてこれっぱかしもない私でもとりあえず、皆様のまえに出せるだけの撮影ができてしまうのですから携帯・スマートフォンの機能はすごいですね。
 しかし便利なデジタル機器の恐ろしさをあらためて感じたのが、この度のパソコン遠隔操作によるなりすまし脅迫メール事件。当事者の方々はそれぞれに大変だったでしょうが、冤罪が晴れたのはとりあえず救いでした。私のようなIT初心者は特に、気を引き締めて電脳世界とつきあっていかねばなりませんね。ちゃんと使いこなせば、噺家にとってもこんなべんりな自己アピールの手段はないのですから。
 その告知機能をフルに使っていきたいのが、11月22日(木)夜池袋演芸場にて1年ぶりの勉強会『扇治の道も一歩から 第16歩』。ゲストに同期にして新作の鬼才・三遊亭白鳥師匠を迎えての三題噺対決!と企画は決まっているのですが、鈴本の高座からかけつけてくれる白鳥師とどう絡むかはまだ未定です。おいおい大丈夫か、もっとしっかりプロデュースしろとのご心配・お叱りもおありでしょうが、無精を逆手にとって現在進行形で進めてまいりたいと思います。白鳥師と協議のうえ「こんなかたちでやってみるつもりです」というのが決まり次第当ブログでお知らせしますのでチェックして頂けると嬉しいです。
 また、11月18日黒門亭1部・12月上席末廣亭昼の部各主任興行と連動した企画も考えておりますので、どうぞお楽しみに。
 次回はもっと早くお目通りさせていただきますので、それまで皆様くれぐれもお身体お大事にお過ごしのほどを。
入船亭扇治拝
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by irifunetei_senji | 2012-10-21 13:55 | 入船亭扇治通信

扇治写真館・9月   

2012年 09月 30日
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1.「キタキツネがお出迎え」
 留辺蘂図書館正面玄関に飾られている、かわいいキャラクター。同じ絵が館内の要所要所に配置され、訪れる人の目と気持ちを和ませるとともに、読書の楽しさを教えてくれる。

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2.「跨線橋からのぞむ図書館」
 JR石北線がすぐそばを走っている。まつり10回記念の大バーベキュー大会を図書館中庭で催した時、通り合わせた特急のお客さんたちが車内から目を丸くしながらも手を振ってくれたこと、懐かしい思い出です。

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3.「子供たちも楽しみに」
 夜の落語会は主に大人のお客様向けですが、日中は子供たちが主役。図書館スタッフ・実行委員会・友の会の皆様が趣向を凝らした企画や模擬店で若いお客さんの気持ちをとらえ、楽しみながら本と読書に親しんでもらう。その子たちがいつかは私の高座を聞きに来てくれるかも。

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4.「司書Yさんと別れを惜しむ」
 セクハラではありません。双方合意の上で、妙な下心があるわけでもございません。打ち上げの後こうしてあつい抱擁をかわしておくと、また来年私が留辺蘂に来られるというジンクスがいつのころからかできあがっていたからです。霊験あらたかなハグのおかげで、16年間変わらず伺うことができました。来年もまた…。
 なお、二人とも正面を向いたもっといい写真もあるのですが、ご当人の許可をいただいてないので今回は掲載を見合わせ、私の手元に大事にとってあります。

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5.「祝リニューアル!山の水族館」
 こぢんまりとした外観からは想像できないほど、内容の濃い館内。入場料670円はお得だと思います。もっとも自分で出したわけではないのですが…。ご商売多忙の中案内してくださった坂田さん、ありがとうございます。汗を拭き拭き食べたソフトクリーム、加ね志め食堂の超大盛り天ざるもおいしかったですね。ごちそうさまでした!

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6.「滝壺水槽」
 中に入るとまず目につくのがこちら。写真だとわかりづらいかな…。よくギャグ漫画やアニメで、船ごと滝壺へ真っ逆さまというのがありますが、その滝を内側から見たイメージ。なかなかに幻想的でしばらく見飽きません。しかしいつまでひとところにいると話が進まないので、次に行くといたしましょう。

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7.「幻の巨大イトウ」
 山の水族館目玉のひとつ、1メートルを超えるイトウたちの勇姿。何度も越冬を繰り返して成長するので、天然でここまで大きいのは珍しいそうです。幻の幻たる所以ですが、「こんなにいっぱいいちゃ幻じゃないよな」と、見た人がたいてい突っ込むのがまたご愛嬌。

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8.「ドクターフィッシュ初体験!」
 足を水槽に入れると集まってきて、角質層を食べてくれる美容・健康にいい魚。小涌園や横浜中華街で見たことはありますが、やるのはもちろん初めて。おそるおそる親指から水につける、とたちまち群がってきた小魚たちが指の間をチクチク。まるで電気風呂に入っているようで、慣れてくるとなかなかに気持ちよく癖になりそうです。
 この時は私の貸切状態でしたが、繁忙期にはお客様が先を争ってやりたがるので、角質層を摂りすぎた魚が具合悪くなったとか。それを聞いて、まだうちの子が小さい時に連れて行った私のいなか岐阜県金華山のリス村。時あたかもゴールデンウイーク、普段よりはるかに多い観光客にひまわりの種をもらったリスが、脇に行ってえずいている姿、懐かしく?思い出されました。

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9.「夢華大学の皆様と」
 懇親会も宴たけなわ。お名残り惜しく話も尽きませんが、明日もあるのでそろそろお開きに…というところです。テーブルいっぱいのお酒・お料理以上に楽しい話に花が咲き、時の経つのを忘れました。ご注目いただきたいのが正面上の方にある時計。もう11時半を回っています。皆さん翌日はお仕事、私も午前の飛行機に乗るのですがそんなことを微塵も感じさせないこの余裕!再会が待たれる皆様との記念撮影でした。
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by irifunetei_senji | 2012-09-30 00:01 | 入船亭扇治通信

入船亭扇治通信 2012.9.12   

2012年 09月 30日
暑い…と言ってもしょうがない、なお暑苦しくなるだけとわかっていてもつい「暑い!」口に出てしまう日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 本当ならもっと早く新しいコメントをアップするべきだったのですが、北海道から帰って残暑と呼ぶにはあまりに厳しい東京の日差しにすっかり体がまいってしまい、ご無沙汰の段お詫び申し上げます。遅くなりましたが、その道東の旅の報告、おつきあい下さい。
 こちらの真夏日にやられたくらいだからあちらはよほど涼しかったのだろうとお思いかもしれませんが、8月25~28日私のいた間の北見市は連日30度以上、湿度も高く日中は東京とあまり変わりません。でも夜になるとさすがにしのぎやすく、少し楽を覚えた体に今の暑さが応えたという事はあるでしょうね。
 さて、今年で第16回目となる留辺蘂町の図書館まつり。第1回からずーっと呼んでいただき、私の中では北の大地への里帰りとしてすっかり定着しております。若年層を中心に人口流出が進み、合併した北見市との関係・温泉地域の再開発などさまざまな課題が地元の方々にはあるわけですが、8月26日祭り当日にはたくさんのお客様で賑わい地域に溶け込んだ図書館の底力、あらためて感じました。ぜひまた来年も呼んでやるかといわれるよう、一生懸命勉強しておかなくては…。
 16年うかがっているとは言っても、ほとんどが夏の決まった時期に数日滞在するだけですから、まだまだ私の知らない町の一面はたくさんあって、毎回が新しい出会いと発見の連続です。今年ですとかねてより行ってみたかった「山の水族館」を観られた事、大きな収穫のひとつでした。以前からの淡水魚専門館が道の駅隣接の観光スポットとしてリニューアル、全国の有名水族館を手掛けた有名プロデューサー監修のもと7月上旬に再オープンしたばかり。当初1年間の目標入場者数5万人を目指していたそうですが、開館一か月でそれを軽々とクリア。夏休みの時期には、こじんまりした館内に1日5000人の方が訪れたそうです。たとえるなら池袋演芸場へ、いちどきに武道館なみのお客様が詰めかけたといったところでしょうか。限られたスペースを最大限に生かし、見やすく配置された水槽で泳ぐイトウやヤマメたち。冬季には屋外に張り出した水槽の表面が凍り、冬眠中の魚の生態も間近に観察できるなど、もう一度来たいと思わせる魅力のある留辺蘂の新名所。皆様も道東にいらしたら是非、お立ち寄りください。
 もう一つの新しい出会いは、町民の方々の学習事業サークル「夢華(むか)大学」メンバー皆様と知り合えたこと。2席おつきあいいただいた後懇親会で盛り上がり、また次の機会をと嬉しいお言葉を頂戴しました。2001年私の真打昇進の折には地元の銘木で作ったミニ臼を記念でいただいたのですが、その作者の方が大学のおひとりと聞いてびっくり。10年越しのお礼を申し上げるより先に、また新たに素敵な花器のプレゼント。末永く年輪を重ねる関係を続けていきましょうとの身に余るご挨拶に、ああまた来年も留辺蘂に来たいな…しみじみ思った次第です。
 人口7000人強の町民の方々、16年間お邪魔してもまだまだお会いしてない・私の噺を聞いてもらってない人の方がはるかに多いわけです。どこへ何度呼んでいただいても常に初心忘れず、新しいお客様との出会い大切にしていきたいものです。「裏の返る…また次も呼んでもらえる芸人になるように」、先代の桂文治師匠はお弟子さん方に常日頃からそう教えてらしたと伺いました。その門下から新しい文治が誕生し先日披露目に行ってまいりましたが、その話題はまた次回。皆様お身体お大事に、お過ごしください。
入船亭扇治 拝
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by irifunetei_senji | 2012-09-30 00:00 | 入船亭扇治通信

入船亭扇治通信 2012.8.24   

2012年 08月 31日
 処暑を過ぎても相変わらずの暑さ、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて前回の本欄で「タイトルを通し番号で」などと考えのないことを言ってしまいましたが、整理が煩雑になるので日付を入れた方がいいのではと愚考し、今回はとりあえずそうしてみました。管理人さんとも相談して、少しでも読んで下さる方の胸に届くようなブログにできればと思いますので、これからも末永くご贔屓のほどお願い申し上げます。
 先日、まことにささやかながら家族4人で夏休み旅行に行ってまいりました。1泊のみの「横浜中華街体験と老舗ホテルの夕べ」とでも、代理店の人ならパッケージ名お付けになるでしょうか。宿は横浜ホテルニューグランド、ちょっと早めの夕食を時間無制限の食べ放題店でというコース。準備は私がほとんどやったのですが、なるほどネットというのはこういう時強い味方ですね。数あるお店の中から、口コミやホームページの情報をもとに今回のディナー会場に選ばれたのが、善隣門のそばにある「横浜大飯店」。これが私ども親子には大当たりでした。
 午後4時という時間に行ったせいもあるのでしょうが、店内は程よい数のお客様。店の雰囲気も店員さんのサービスもとてもきちんとしており、お味の方も本格中華なんてまだまだ贅沢な子供連れには入門編として大変結構でした。もちろん好み・合う合わないはあるでしょうが、ご家族であちらへお出かけの方ご参考にしていただければ。
 泊り本当はロイヤルパークとか見晴らしのいいところを最初探したのですが、1週間きっての予約ではさすがに無理で、近辺で唯一ツインのコネクトルームが空いていたニューグランドになりました。私は大好きなホテルですが正直子供には渋すぎるかな…思っておりましたがいやさすがは老舗中の老舗、派手でなくとも胸にじんわりしみてくる大人のサービス。重厚な建物と相まって、中2と小4の子たちにはいい思い出となったようです。朝食(これも品数はやたら多くないのですがひと品ひと品吟味されており、私が旅でいただいた朝ごはんのベスト3には間違いなく入ります)の会場から大桟橋が見えるのですが、ちょうど停泊中のにっぽん丸を発見。出港風景に立ち会えたのもラッキーでした。
 そのにっぽん丸北海道クルーズから、また写真を1枚.VOW風のコメントつけてみましたが、考えてみれば「萌」の字はもともとこの土地とは縁のなかったもの。後から当て字でくっつけたわけですから、北海道先住の人たちの文化・生活といったことにも思いを馳せるべきなんだろうな…感慨を新たにした次第です。
 北の大地と言えば25~27日、今年で16年目になる北見市留辺蘂図書館にまた呼んでいただいております。ご報告と土産話に写真は、次回の当通信で。それまで皆様お身体お大事に、お過ごしのほどを。

入船亭扇治 拝

扇治写真館 8/24
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「ラーメン屋萌える」
 留萌市内のラーメン屋さん。おりからの「萌え」ブームに乗り、この漢字を使ったお店は結構あって、かわいい女の子のキャラクターをラッピングしたバスも走っています。その中でこちらはテント看板やのれんの時代のつき方から、ブーム以前からのネーミングではと思われます。撮影スポットを探しているちょっとの間にどんどんお客さんが入っていく人気店でした。ただ「萌え」だけでなく、2階の喫茶「ピュア」との組み合わせが面白くシャッターを切りました。
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by irifunetei_senji | 2012-08-31 00:01 | 入船亭扇治通信

入船亭扇治通信 2012.7.31   

2012年 08月 31日
 猛暑日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 管理人さんのご協力・我が家のIT化に伴い、少しでも頻度の高い更新をめざし本稿から通し番号とさせていただきます。今まで以上のご贔屓、よろしくお願い申し上げます。
 7月30日の勉強会で『船徳』と『強情灸』をやりました。ご来場下さいましたお客様、ありがとうございます。どちらも仕草が大事な噺で、自分で演じてあらためて思うのが先代小さんの形の良さですね。剣道で身についたものなのでしょう、扇子と手拭いの扱いのうまさ・手を使う時の切れ味、実に見事でした。お弟子さん方が「うちの師匠は天才的に仕草がうまかった」というのがわかります。
 6代目の芸と言えばもう一つ、表情の豊かさも忘れてはなりません。師・扇橋が小三治・亡くなった文朝両師とやっていた会で『ちりとてちん』をネタおろしした時のこと。稽古の合間のティーブレイクで一服しながら「師匠(小さん)はいいよなぁ。あのまあるい顔でどれだけ得してるか。たぬきは地でできるし、この噺でも豆腐の腐ったのをくちに入れて目ぇ白黒させるとそれだけで拍手が来るんだものなあ」しみじみ言ってました。
 私も前座の頃、お供した旅先で至近距離から『試し酒』を見たことがありますが、呑むほどに顔がぽーっと赤らんでいく様はまさに圧巻でした。まだまだもちろん未熟ではございますが、先人方の残してくれた財産・教えを少しずつでも身につけて芸の幅を広げていきたいものです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
 とにかく暑いですから、皆様充分にご自愛のほどを。

入船亭扇治 拝

扇治写真館 7/31
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「名前と外観が・・・」
 夕日が海に沈む絶景から名づけられた『黄金岬』、その近くのアパート。
 全体の時代のつき方・郵便受けに漂う生活感などと、『黄金』のイメージとの間にいい意味でのギャップがあるのがよくて、ついシャッターを押しました。
 笑いのネタにしようというわけではありませんので、住んでいる方くれぐれもお気を悪くなさりませぬよう。

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「超能力者たちのアジト」
 これも味のある名前ですね。七瀬や明日香、岬一郎たちが世間の目を避けてひっそりと暮らしているんでしょうか。
 並びにはエスパーハイツBもあります。超能力者の街、留萌。

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「耕運機とスポーツカー」
 畑に並ぶ、ヤンマーとユーノスロードスター。そばで見るとスポーツカーの方はナンバープレートが外されており、廃車にしたものの処分に困って放置してあるようです。名所旧跡を巡るのももちろんいいのですが、街中の何でもない風景を探すのも旅の楽しみのひとつでしょう。

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「てるてる坊主の家族」
 かわいいですね、ほほえましいでしょう?お父さんお母さん、子供たちそれぞれに一つずつなんでしょうか。みんなでお出かけするのから、お天気になるようぶら下げたのかな。
 もしそうだったら、坊主さんたちがしっかり働いてくれたと信じたいです。

 にっぽん丸のクルーズで訪れた、留萌のスナップ。次回もこの続きにおつきあいください。
扇治

※当初は通し番号にしておりましたが、日付を入れる形式に改めました。
本ブログは公演の予定をお知らせする際、公演の日付を取り違えないようにするため、
ブログの日付機能をイレギュラーな使い方をしております関係で、
若干ややこしくなってしまって申し訳ありません。
タイトル横の日付が、記事の日付ということでよろしくお願いします。(管理人T)

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by irifunetei_senji | 2012-08-31 00:00 | 入船亭扇治通信

入船亭扇治通信(第95回) ※第2報   

2012年 07月 31日
 梅雨未だあけやらず…蒸し暑い日が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 6月29日~7月5日、豪華客船にっぽん丸の仕事で北海道の西へ行ってまいりました。横浜出港、奥尻島・天売島・留萌を回るツアー。300人超の好意的なお客様、いつも元気なスタッフに助けられ5回の高座無事に務めることができました。
 ただ天候には残念ながらあまり恵まれず、航海中真っ青な空と海360度のパノラマを望めたときは少なかったですね。奥尻島には低気圧の影響による強風で岸壁までの通船を出すことができず、上陸を見送り終日島のまわりを周航することになり、急きょ落語の時間が増えたりしましたが、船のお客様はさすが余裕があり「これもいい思い出」と船内生活を楽しんでいらっしゃいました。
 翌日の天売島は上陸できたのですが、いつ降り出してもおかしくない空模様。港の食堂では解禁になったばかりむきたてのウニ、「おいしいよ!」と地元のおばちゃんにすすめられ食指は動いたものの天気とふところの兼ね合いもあり、生唾のんで我慢。かわりに売店で借りた2時間1000円の自転車に颯爽とまたがり、全周12キロの島内を潮風に吹かれつつ…と走り出した時はよかったのですが…。灯台から海鳥を眺めたり、岩場に降りて波と戯れたりとちょっとした詩人気分に浸っているうちポツリポツリと降り出した雨がやがて盆を返したように、というセリフそのままの土砂降り。
 港から4,5キロだったら引き返すし7キロ以上走ってたら雨宿りしたのですが、間の悪いことに降られたのがちょうど折り返しの6キロ地点。帰りの通船と自転車の返却時間が心配ですから、えいままよ!と雨をついてのフルスピード。後半6キロはずっと下り坂、道が濡れてブレーキもほとんど効かない状態でびしょ濡れになりながら目を据えて走ってくると、前方にお客様方のツアーバスが。「大丈夫ですか!乗ってきますか?」心配して声をかけてくれる運転手さんに「いやぁ、これが本当の水もしたたるいい男ですよ」と負け惜しみを言ったりしながら、何とか事故も無く風邪もひかず予定の時間内に帰ることができました。旅先の自転車は小回りがきいて重宝ですが、お天気と相談して無理しないのが大事ですね。
 留萌の1日については、また別報とさせていただきます。皆様くれぐれもご自愛のほどを。
入船亭扇治 拝

おまけ 扇治写真館
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☆天売島全景。全周12キロ。ウニをはじめ海の幸が名物。道内だけでなく全国から釣り客が訪れるのだろう、さほど大きくない島に民宿が10件以上ある。

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☆出港するにっぽん丸から、夕景の島に別れを告げる。たとえ自転車で2時間しか滞在してなくても、港を出る時には何とも言えぬ感慨があるもの。
 だから船の旅が好きなんだと常連のお客様はおっしゃいますが、なるほどと思えます。

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☆海鳥の群れ。ウトウという種類がいちばん多いそうですが、これはウミネコでしょうね。
 こういうのをボーっと眺めているから、雨に降られるのです。

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☆上の写真ではまるでわからない海鳥の姿のアップ。
 たまたまいい餌を見つけたか何かで群れから離れていたのかもしれませんが、その気になって見ると孤高の一匹狼といった風情も感じられる、なかなかの面構えです。
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by irifunetei_senji | 2012-07-31 00:01 | 入船亭扇治通信